E2系は、1997年に登場し、長らく東北新幹線「はやて」や長野新幹線「あさま」として活躍した車両です。E2系といえば同列車を思い浮かべる方も多いでしょう。現在ではそれぞれE5系、E7系といった後継車両に主力の座を譲っていますが、JR東日本の汎用新幹線車両として現在まで20年以上の活躍を続けています。0番台は既に廃車となり2021年現在運用されているのは1000番台のみですが、初期車と後期車(2010年製造)とで外観や設備に一部違いがあります。後継車両の更なる追加投入によって、遠くない将来の引退が見えている車両です。
E2系には「窓側席コンセントあり」の車両と「コンセントなし」の車両が混在しています。コンセントありの車両は上越新幹線のみで運用されており、東北新幹線で運用されるE2系は全てコンセントなしとなっています。上越新幹線についても「あり」の車両と「なし」の車両は共通運用となっているため、コンセントのある車両を狙って乗車することは難しくなっています。なお、コンセントなしの車両にも洗面所にはコンセントがありますが(かつては充電式シェーバーが主流ではなかったため)防犯上の観点から携帯電話等の充電で使用するのはあまりおすすめできません。